代償と結果の法則ブログ

こんにちは。
報道された情報や、出版された本の内容をもとに、自分の考察を交え、未来予測や、提言を行うブログです。

クローンの生命倫理は危険で、AIは安全なの?


AI普及で日本の雇用240万人減 三菱総研2030年試算。
GDPは50兆円増。


 人工知能(AI)技術が社会に普及すると、日本の国内総生産(GDP)が2030年に50兆円増える一方で、雇用者数は240万人減るとの試算を三菱総合研究所がまとめた。人間に代わって機械が工場での作業や一般事務をこなすようになるのが原因。


 30年時点では人口減少による労働者不足を緩和する効果があるとしているが、AI社会で求められる新たな仕事にうまく対応できなければ、失業者が増える恐れがある。働き方や人材育成の仕組みづくりが課題となりそうだ。


 ものづくりや流通、金融、サービスなど9つの産業分野について試算。AIの進歩に伴う自動運転車の普及や、個人の健康状態や行動履歴といった記録を活用する新たな産業が原動力になり、経済成長率を年率0.6%押し上げると予測した。


 30年の実質GDPは技術の進歩がない場合に比べて増え、595兆円になる。


 雇用は、新たに500万人の仕事が創出される一方で740万人の仕事がなくなり、差し引き240万人の減少となる。目立って増えるのは、AIやロボット関連の専門職や技術職で、270万人の増加が見込まれる。一方、工場など生産現場で働く人は150万人減り、販売に携わる人は65万人減少するとした。


 白戸智主席研究員は「AIがもたらす産業構造の大転換で、ホワイトカラーの仕事などこれまで普通にあった職がなくなり、適応できなかった人が低所得層に落ち込むことが最も心配だ。将来的には国民に最低限の所得を保障する政策の検討も必要になるだろう」と指摘する。


若く、健康で、働く意思もあるのに、働く場所(適職)がないという理由で、国から所得を貰う?それに、人間が慣れたら人はどうなるのだろう。
国に対する甘えが増すのではないだろうか。




正月に、深夜NHKのEテレを観ていた。
社会学者の古市憲寿氏がMCの「ニッポンのジレンマ」というタイトルの番組だ。



最初は、観るに値するだろうかと懐疑的だったが、感想としては、学者を中心としたパネラー陣のトーク番組で、知らない単語も多々あったが、眠い中でも、最後まで、見なきゃと思い(理解しようと努める気持ちで)頑張った。MCの古市氏は、嫌いだが、番組は陳腐な表現だが、面白かった。


その番組の中で、「人工知能のテーマ」があった。
石山 洸という方は、AI研究所の室長なので、推進派だったが、その方に、AIの危険性に警鐘を鳴らしていたのが、大澤 聡という(批評家・近畿大学文芸学部准教授)だった。たしか、ホーキング博士も警鐘を鳴らしてると言っていた。



一例で、棋士や碁の名人と、AIの対局の話題を話し、数年前では、まだまだ、名人にAIは追いつかないと言われていたのに、その予測を覆して、既に同格か、追い抜いている。話しの本質は、将棋や碁の話ではなくて、「当初の予想」を覆しているところにある。いわゆる「想定外の出来事」が起こっているということだ。


将棋や碁の例で、想定外のことが現実に起こっているのに、他の分野で、AIを推進して「想定外の出来事」が起こらないと言えるのか?そんな保証はない。
つまり、人間の予測よりも、AIの進歩・発展のスピードが速すぎるのである。
倫理面・法律面・社会システム面・理解面・操作面・その他諸々の整備が、間違いなく、追いつかないのが自明だと思う。


AIの不透明さについて、会場に観覧に来ていた一般のお客200人以上に、「AIを怖いと思うか、否か?」というアンケートを取った結果、5割が「怖い」と思うと答えた。


また、大澤 聡氏も、今日は、専門家の方に、AIの危険性の懸念を払しょくして貰うために、来たのに、納得のいく答えを得られなかったと残念がっていた。


AIを導入すると、GDPがUPするだの、失業者が増えるだのという問題は、たしかにあるだろうが、懸念するのは、そのような問題よりも、



【青山繁晴】AIとベーシックインカムの未来、人間としての備えとは?[桜H28/7/22]





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技術的特異点 - Wikipedia






Googleが4億ポンド(約750億円)もの大金をかけて買収した人工知能の開発を行うベンチャー企業が「DeepMind(ディープマインド)」です。このディープマインドが、機械学習技術と神経科学を応用することで、スペースインベーダーやブロック崩しなどのゲームをプレイしながら勝手にハイスコアを出せるように学習していくアルゴリズム「DQN(Deep Q-Network)」を開発し大きな話題となりましたが、Googleは一体全体人工知能を使って何を企んでいるのでしょうか。


DQNについてハサビス氏は、「これは単なるゲームにすぎませんが、取り扱うデータを株式市場のデータに変えることも可能です」とコメント。さらに、ディープマインドでの取り組みについて「『ディープラーニング』と『強化学習』という2つの研究分野のアルゴリズムを実に基本的な方法で掛け合わせたに過ぎません。我々はあるひとつの分野から学習したアルゴリズムを、新しい領域に適用することに興味を持っているのです」と語っています。


なお、ディープマインドの創立者であるデミス・ハサビス氏は単なる優秀なコンピューターサイエンティストであると同時に、4歳でチェスをはじめてすぐに神童と呼ばれ、「史上最も優秀なチェスプレイヤー」とまで評された人物。そんなハサビス氏がどんな人物なのかは以下の記事を読めば分かります。


ディープマインドはDQNを使ったプロダクトをリリースしたわけではなく、ましてやDQNを長期的な収入源にかえるような方法を見つけ出したわけでもありません。また、そういった製品化に向けた動きはGoogleに買収された後に止められたわけでもなく、ディープマインドの公式ページ上にはプロジェクトの目的について「Solve Intelligence(知能を解き明かす)」と端的に書かれているのみ。にもかかわらず、Googleはディープマインドの買収に4億ポンド(約750億円)もの大金を支払っています。


ハサビス氏はディープマインドを「人工汎用知能(AGI)を理解するためのプロジェクト」と説明しており、高度な画像認識システムの開発、あるいはSiriやGoogle Nowのような会話のできる音声認識アシスタントの構築などとは異なり、機械学習と神経科学を用いることで機械が少しでも人間に近い判断を下せるようなシステムを作り出すこと、がプロジェクトの目的だそうです。


「AI開発における目標は、機械を賢くすることです。そして、現存するほとんどのAIが機械をプログラミングする、といったものです。しかし我々の方法はそれらとは少し異なり、AIが自分で学習できるようにプログラムするところにあります。これは通常のAIと比べてはるかに強力です」とハサビス氏。その目標のために、ディープマインドは世界中から優れたコンピューターサイエンティストを集めており、ロンドンのキングス・クロス地区にあるオフィスでは150名以上のスタッフが働いている、とのこと。


それではなぜ汎用のAIが必要なのでしょうか。この問いに対してハサビス氏は「私が考えるに、人類は進歩する中でAIアシタントを必要とするようになると思うわけです。気候・経済学・疫病などを処理するにはおそらく複雑な対話型のシステムが必要で、もしも人間だけでこれらのデータを全て分析しようとすれば、それが非常に困難であり、リソース的な問題にぶち当たることは明らかです。そんな時、AIが何かしらの気づきをもたらす手助けになってくれるようになるのではないでしょうか」と自身の見解を述べます。


しかし、汎用人工知能がすぐに完成するというわけではありません。ハサビス氏は現在、人間の脳のように動作する単一のアルゴリズムを開発中だそうで、「我々は現在一般的に言うところの『心』のようなものの開発に挑戦しているわけで、Natureに発表した論文は、そのプロジェクトの初歩部分に過ぎません。特定のタスクに対して適した解決策を導き出すには、長期記憶と作業領域、そして明確なビジョンを持っている必要がです。しかし、我々のシステムは今のところゲームをうまくプレイすることは可能ですが、IBMのディープ・ブルーのような賢さは持ち合わせていません。しかし、ディープ・ブルーのような賢いプログラムでも、あらゆる知識をエンジニアが教えてやる必要があり、そうしなければ例えスーパーコンピューターであろうとただの役立たずになってしまうのです」と述べます。


ハサビス氏はディープマインドに関する今後20年のロードマップを構想しており、短い期間でいえば5年以内に日常生活がよりスマートになるようなAIアシスタントの登場を挙げています。既存のスマートフォンに搭載されている音声認識アシスタント機能はかなり制限された範囲でのみ使えるものですが、DQNのような学習能力が備わればその可能性は無限大に広がります。ハサビス氏がイメージしているのは、例えば「引っ越ししたいな。僕には子どもがいるんだけど、どこか良いエリアをOfsted(イギリスの教育評価機関)のレポートから導き出してよ」と言えば、この問いに答えてくれるようなAIアシスタントの登場だそうです。さらに、10年後には「AIが科学者になっている」と予測しており、Natureに掲載される論文のいくつかはAIが著者のものになっているのでは、とハサビス氏。


さらに、ディープマインドがGoogle内でどのような立ち位置にいるのかを共同創立者のひとりであるムスタファ・シュレイマン氏が語っています。彼によると、「私は5つのチームとともに働いており、その5つというのはYouTube・検索・健康・自然言語理解・Google Xに関するチームです」とのこと。これらの分野にディープマインドの技術が応用されようとしているようで、具体的にはYouTubeのオススメ機能をより個々人に適したものにするためのパーソナライズ作業などが行われているそうです。また、ディープマインドはGoogleのメインの収益源である広告収入に関する取り組みなどは求められていないそうで、プレッシャーにさらされることなく「長期的な研究に没頭できている」とシュレイマン氏。


なお、過去にディープマインドに資金提供をしていたこともあるイーロン・マスク氏は「AIの進化速度は指数関数的なもので、信じられないほど速い。この分野の開発した技術により5年以内に深刻な危機が訪れる可能性がある長く見ても10年以内にはそれが起きると考えていると語っており、redditに降臨した際にも「AIの進化については心配する必要がある」と述べています。また、スティーヴン・ホーキング博士も「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」と発言して人工知能開発に対して警鐘を鳴らしています。


もう、止まらないだろう・・・。ホーキング博士がアカンって言ったのなら、止めとけばいいのに・・・。