代償と結果の法則ブログ

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報道された情報や、出版された本の内容をもとに、自分の考察を交え、未来予測や、提言を行うブログです。

2017年見通し  大手証券 11社の予想

2017年見通し大手証券11社の予想、1ドル=120円、日経平均 17000~22000円。



【野村證券】
2017年の株価上昇のうち、ほぼ半分が「増益寄与」、残り半分が「日銀によるETF買入効果」。日銀による「ETFテーパリング(買入縮小)」は、株価上昇が進めば加速、逆に大幅な円高が進行した場合には先送りされるため上値も下値も一定程度抑制される。日経平均は2月に高値22000円、8月に安値17000円、年末21000円と予想。注目セクターは金融と小売。


【SMBC日興証券】
日本株は「年前半高・中盤安・後半高」の展開を予想。景気回復・インフレ・金利上昇という組み合わせによって最も恩恵を受けるのは日本株。注目銘柄は、テンプHD(2181)、ビックカメラ(3048)、新日鉄住金(5401)、ソニー(6758)、富士重工業(7270)、東京エレクトロン(8035)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三菱地所(8802)、NTTデータ(9613)、ソフトバンクグループ(9984)。


【ゴールドマンサックス】
2017年の注目株テーマは「リフレ、防衛、M&A」が主なテーマ。生じる可能性のあるサプライズは、日本株と円相場の相関関係が崩れ両者が乖離することとみて、主な下方リスクは、トランプ大統領の経済アジェンダに対する失望、米国の金利上昇が新興国に与える影響、世界的なポピュリズム台頭(保護主義的風潮の高まりと移民規制の強化)、予想を下回る中国の成長、地政学的不確実性(テロ、核の脅威)など、主に外的なもの。TOPIX目標水準は1660ポイント。



【証券ジャパン】
年央にかけて上昇、その後一旦調整も年末に向けて戻り歩調に。円安による企業業績の回復が相場を押し上げる。日経平均は2月安値と6月安値でダブルボトムを形成、新たな長期上昇トレンド入りの可能性が高まっている。2015年12月高値20012円を抜けると、同年6月高値20868円を目指し、これらを上回れば次の目標は1996年6月高値22666円に。


【みずほ証券】
年前半はトランプトレードが継続。金融、資源、輸出株の順張りを提案。大型、バリュー、シクリカルが中小型、グロース、ディフェンシブに対してアウトパフォームするとみて、「世界的な長期金利上昇」、「スピンオフによる企業再編」、「労働市場改革」などが投資テーマに。日経平均は20000円台で定着、1ドル=120円を前提にできれば22000円も達成可能。


【JPモルガン】
年前半強気・後半慎重スタンス。海外景気や為替といった外部要因次第の構図は基本的に変わらないが、賃金上昇によるインフレ率の加速や積極的な財政政策、企業の株主還元強化といった日本株独自の強気材料も芽生えつつある。年間のTOPIXターゲットは1650ポイント、日経平均は21000円。


【メリルリンチ】
徐々に鬱積している円安マグマは2017年に解き放たれ、日本株も長期上昇トレンドを取り戻す。2017年末TOPIX目標は1680ポイント、日経平均は21000円。


【東海東京】
トランプ新政権への期待とイノベーション(技術革新、新製品)などが注目テーマ。トランプノミクスにより世界的に金融株が注目されそう。リスクは中国の動向。来年初はドル高人民元安や地政学リスクなど中国発のリスクオフに留意する必要がある。


【楽天証券】
円安・米景気回復を受け、これからは会社予想の上方修正が増える見込み。2017年3月期は約10%の最終増益、2018年3月期はさらに9%の最終増益を予想。日経平均は前半高・後半安で、予想レンジは17000~22000円。


【TIW】
企業業績の改善はまだまだ続き、バブル後の高値更新を伺う展開を予想。日経平均株価妥当レンジは19950円~21600円。


【ちばぎんアセット】
円安による企業業績の好転は好循環への期待を高めている。2018年3月期の業績が本格的に織り込まれる4~5月にかけて、日経平均は22000円程度の高値を付ける可能性がある。年後半は政治リスクの高まりに注意したい。