代償と結果の法則ブログ

こんにちは。
報道された情報や、出版された本の内容をもとに、自分の考察を交え、未来予測や、提言を行うブログです。

ビットコイン-入門 part 1

(以下、ビットコインの入門本に書かれていた内容)
・「怖い」「怪しい」
そんなネガティブなイメージもありますが、それは誤解に基づくものです。
2014年、ビットコイン交換事業者(仮想通貨の取引所)の破綻が大きな話題になりましたが、交換事業者の1つが破綻したに過ぎず、ビットコイン自体に問題がある訳ではありません。
「空港にある両替所の1つが倒産したから外貨は危険」と思ってしまうようなものです。


ビットコイン、そしてビットコインを支えるブロックチェーンという技術は、金融の世界で大変高く評価されています。
日本では2016年5月25日に改正資金決済法が可決され、遅くても2017年6月から、ビットコインは決済手段として法的に認められるようになります。


今後、銀行などでも、仮想通貨が扱えるようになる可能性があり、既に今では、
Amazon ギフト券をビットコインで購入できるようになりました。


また、公共料金である、電気代までも、ビットコインでの支払いが開始されるようです。




既に、メガバンクでは、ブロックチェーンの技術を使ったサービスの開発を進めています。ビットコインが当たり前のように使われる日は近く、ブロックチェーンのシステムは私たちの生活を少しずつ変えていくと言われているのです。


実は、「仮想通貨」と言うより、本質的には「暗号通貨」と呼んだ方が正しいという事。
海外では、法定通貨よりも仮想通貨の方が安心・安全だと思われている国もあるという事。
送金や、決済の手数料が低く、様々なメリットがあること。
今は、「一部の人の間でしか使われない通貨」であるビットコインが、「多くの人が日常的に使われる通貨」になる日は、そう遠くはありません。
ビットコインは、2009年に生まれました。


ビットコインは、どんなことに使えるの? 何が出来るの?
ビットコインとは、インターネット上で発行、取引される仮想通貨の1つです。
法定通貨(普通のお金)と同じように使うことができます。


お札や、硬貨としてではなくネット上に存在し、安全な取引のために暗号化技術が使われていることから、「暗号通貨」という呼び方もあります。


ビットコインは欧米や中国、東南アジアなど、多くの国で利用されています。
私たちがいつも使っているお金のような姿形はありませんが、「お金」として、円やドルと同じように使うことが出来ます。


ビットコインで出来ることは、大きく分けて次の4つです。


①ビットコインの売買でリターンを得る(投資)
②買い物の代金などをビットコインで支払う(決済)
③ほかの誰かにビットコインを送る(送金)
④少額の寄付や投資に使う(ファンディング)


①ビットコインの売買でリターンを得る(投資)
現在のところ、ビットコインの利用で最も多くを占めるのは、「投資」です。
日本には既に10か所の「仮想通貨取引所」があり、インターネットを通じてビットコインなどの仮想通貨を売買できます。
ビットコインの価格が安い時に買い、値上がりしたところで売れば、その差額をリターンとして得ることができます。
価格が上昇するか、下降するかは、需給バランスによって決まります。
ビットコインは、数百円から売買が可能。
国内における1日あたりの取引額は、2016年10月現在で100億円を超える時もあります。
実際に頻繁に取引している人は3000人~5000人と言われており、株式などに比べれば投資に参加している人が多いとは言えませんが、口座を開設している人は30万人にのぼり、今後、取引を始める人は増えると考えられています。


②買い物の代金などをビットコインで支払う(決済)
代金が1万円だとしたら、1万円相当のビットコインを支払うのです。
支払い方は、取引所に口座を開いて、ビットコインを入れておき、そこから代金が引き落とされるという仕組みです。
例えば、デビットカードでは、代金が預金口座から引き落とされますが、ビットコインの決済では、取引所に開いた口座からビットコインが引き落とされるという訳です。
また、電子マネーでは、カードや、スマホにお金をチャージして使いますが、ビットコインはスマホにビットコイン用のアプリを入れ、お店の端末にスマホをタッチするなどして代金を支払うこともできます。


既に、いくつかの、お寿司屋さんや、バー、焼肉屋さんなど、ごく普通のお店でビットコイン決済が始まっています。レジカウンターで一瞬のうちに決済できます。


今後、ビットコインで決済できるお店は、どんどん増えていくと考えられます。
何故なら、クレジットカードで決済するより、ビットコインで決済する方が、お店にとってメリットが大きいからです。


お客さんがクレジットカードで支払った場合、お店はクレジットカード会社に対して代金の3~5%程度の手数料を支払わなければなりません。
ビットコイン決済では、この手数料が1%程度で済みます。
つまり、お客さんにビットコインで支払って貰うことにより、お店はコストを抑えることが出来るのです。


この決済機能は、ビットコインを初めとした仮想通貨の大きな魅力と考えられており、いずれ、クレジットカード決済に取って代わる可能性もあります。
実際、Amazonでは北米でビットコイン決済が始まっています。


当初は電車に乗るためのものだったSuicaが、次第に駅ナカ、そして、街中で使用可能となったように、ビットコインが使えるお店も広がって行くでしょう。



③ほかの誰かにビットコインを送る(送金)
海外においては、送金の手段としてビットコインが便利に使われています。
例えば、あなたの家族が海外に留学し、あなたは毎月10万円を仕送りするとします。
この時、銀行の海外送金のサービスを利用すると、1回あたり2500円~4000円程度の手数料がかかってしまいます。
しかし、ビットコインを使えば、この手数料は劇的に安く済みます。


方法は、あなたは日本の仮想通貨取引所に口座を開いて、ビットコインを購入。
送金先である家族は、現地の仮想通貨取引所に口座を開きます。
あなたは自身の口座から家族の口座へ、インターネットを使ってビットコインを送金。
家族は受け取ったビットコインを現地の通貨に交換(ビットコインを売却)すれば良いのです。もしくは、現地の通貨に交換せず、そのままビットコインで、代金決済として使えば良いのです。


ビットコインを送る、受け取る、現地の通貨に替える、というアクションにかかる時間は数分程度であり、かかるコストは数十円から数百円程度(利用する取引所によって異なる)。
銀行の海外送金では、相手にお金が届くまで数日間かかりますが、それが瞬時に行われ、費用もかなり安く済むのです。


④少額の寄付や投資に使う(ファンディング)
最近では、ネットを活用したクラウドファンディングが注目されており、数億円を超える資金が集まるようにもなっています。
クラウドファンディングとは、特定の事業に賛同した人が投資するもので、少額でも出来る手軽さから参加する人が増えています。


クラウドファンディングの価値は、資金を集めること以上に多数のファンからの支持を集めることにあるのですが、ビットコインを使えば、100円だけ応援したいファンを1万人集めて100万円のプロジェクトを立ち上げる、といったこともできるのです。


いかがでしょうか。
電子マネーはその便利さから、瞬く間に生活に浸透して行きました。
ビットコインの利便性や様々なことが低コストで出来るといった魅力が理解されれば、使える場面は次第に広がって行くでしょう。